銀次の思い出話
銀次がうちに来て、まだ一年経たない頃の出来事。
猫の爪というのは、定期的に外側が剥がれ落ちてとがった爪になっていくわけですが・・・
昔は洗濯をするときにお風呂の残り湯を使っていたため、蓋をちょっとだけ開けてホースを入れていました。
完全に開けておくと、猫達が落ちてしまうといけませんからね。
ですが・・・。
バタン!という音と共に、大騒ぎして走ってくる銀次が!
パニックになり走り回る銀次の跡には血が!
飼い主達も大慌てで銀次を追いかけ、やっとつかまえると、体半分水浸し。
後ろ足から血が出ている。
どうやらお風呂の蓋の上に乗っかって、傾き落ちそうになったのでしょう。
後ろ足から血が出ているようだとわかりました。
ふと床に目をやると、根元から折れた爪・・・。
背筋がゾッとしたのでした。
ちょうどお盆休みの時期で、いつもの動物病院は休みだったので、開いている所をやっと探し急いで銀次を連れて行きました。
幸い、爪の根元がちょっとだけ残っていて、最初にも言った通り猫の爪は剥がれながら伸びるので、今では元通りになったわけです。
ヒモや輪ゴムを飲み込んだり、人騒がせな事ばかりする銀次ですが、あの時の折れた爪を思い出すたびに、相当痛かっただろうなと思うのでした。
あれ以来、お風呂から残り湯を使うことはもうありません・・・。
(=^ェ^=)(=^ェ^=)